すき、きらい、恋わずらい。


冷たく言われた言葉に絶句する。


ありさに付き合ってやってとか言われた……?


「違う……」


そんな風に言わないで。

自分の胸を痛めながら、私を送り出してくれたありさの気持ちを思うと、辛くなる。


「ありさは関係ない……」


私が今、篁くんの目の前にいる理由。

離れていって欲しくないと思う理由は──。


「篁くんのことが、好きだから。私が篁くんのことを好きだからっ……」


初めての恋、初めての告白。

昨日気付いたばかりの気持ちを口にすれば、身体の内側から火がついたみたいに熱い。

そして、込み上げてくる涙。


「昨日はあんなこと言っちゃったけど、本当は私っ……」


それを必至に堪えて、もう一度好きだと告げようとした瞬間。


グイッと篁くんに腕を引かれ、私の身体は前のめりに倒れるように動く。

そして──。


バタンッ……と、勢いよく閉められたドアに、ぶつけた背中。

目の前には……篁くんの顔。