ありさの気持ちに目を逸らしちゃいけなくて、きゅっと拳に力を入れる。
何を言われても受け入れる。
そう覚悟した……のに。
「でもね、昨日ゆづが早退して、いなくなって、すごく怖かった。ゆづに嫌われたらどうしようって、怖かった。蒼空がゆづを好きなことよりも、そっちの方が嫌だった……!」
気付けば瞳に涙を溜めて、訴えかけるみたいに発したありさ。
想像とは真逆の言葉に、私は驚いて目を丸くする。
……だけど。
「嫌われると思ったのは、私の方だよ……。今日だって、私のせいで休んだと思ってたし……」
どうやっても修復出来ない溝が、ありさとの間に出来てしまったと思っていた。
だから、こうしてありさの気持ちを聞けて、すごくホッとしてる。
「あのね、ありさ……私、本当は……」
今度は私が本当の気持ちを話す番。
そう思って、口を開いた時だった。



