すき、きらい、恋わずらい。


「とりあえず、座ろっか」


今だに立ったままだった私達。

影山くんに促され、もう一度椅子に腰をかけると、


「で、どうして気持ちはっきりしてるのに、篁くんの告白断ったの? やっぱり、天崎さんのことがあるから?」


これほどになく、ストレートに突っ込まれ、私は思わず「うっ……」と、声を漏らすけど、


「前に言ったこと気にしてるなら、ごめん。天崎さん傷付けるとか言ったけど、あれはただのいじわるだから……」


申し訳なさそうに言った言葉に、あの時の発言一番気にしているのは影山くんだと思った。


「ううん……」


私は静かに首を横に振る。


確かに、ありさのことを全く気にしてないと言ったら嘘になる。

だけどもし、ありさが篁くんのことを好きじゃなかったとしても……私は篁くんの気持ちに、素直に頷くことは出来なかったと思う。


だって、私は──……。