すき、きらい、恋わずらい。



「篁くんに本気で告白されたから? それとも、高宮さんの気持ちに変化があった?」

「え……」


眼鏡越しの影山くんの目が、私を捉える。

まるで、全てを見透かすような鋭い眼差し。


「本当は高宮さん、篁くんのこと……」

「っ、やめてっ!!」


決定的な言葉を影山くんが言おうとした瞬間。

私は咄嗟に、それを遮っていた。


──やめて。それ以上は、言わないで。


「っ……」

泣きたくなるのを必死に堪え、私はコンビニ袋を持って立ち上がる。

そしてそのまま、背を向けようとしたけれど、


「ごめんっ!」


影山くんに腕を掴んで引き止められた。


「ごめん、ちょっと追い詰めすぎた……」


反省する沈んだ声に、私は恐る恐る振り返る。

すると、私の瞳に映った影山くんは、困ったようで、とても寂しそうな顔をしていて……。


「だったらもう一度言う」


呟いて、するりと離される腕。


「高宮さん、好きです。僕と付き合ってくれませんか……?」


真っ直ぐ見つめられ、届いた言葉に息を飲む。