すき、きらい、恋わずらい。


「昨日の今日で高宮さん、教室で食べづらいでしょ。天崎さんも休みだし……」

「あ……」


そこまで聞いたら、言われなくても分かった。

影山くんは私を心配して、この場所を用意してくれたんだ……。


「ありがとう……」

「ううん、余計なお世話だったかもだけど」


言いながらパイプ椅子を引く影山くんに、私は首をぶんぶんと横に振った。


こんなに優しくしてくれるのに、私は──……