すき、きらい、恋わずらい。



私達が向かった場所は、待ち合わせの駅から2駅先にあるショッピングモール。

雑貨屋さんも何店舗か入っており、色々と見て回るのに都合が良いからということで、ここになった。


「えーと、2階に集まってそうだよ」

入り口すぐにあった案内板を見て、ありさが言う。

「じゃあとりあえず、2階行ってみる?」

影山くんの問いかけに私達はうなずいて、エスカレーターで2階へと向かった。


「マグとかお茶碗とか、かわいくない?」

「かわいいね。でも、そういうのって友達なんかに貰ってそうじゃない?」

「ん、たしかに……」

目についた雑貨屋さんに入ると、分かりやすく結婚祝いコーナーがあった。

そこで足を止めた私達。

影山くんの言葉に頷いて、考えるように腕を組むと、


「あ、これなんてどう? フォトフレーム!」

ありさが手に取ったのは、白とピンク、レースに薔薇に、いかにも結婚式らしい、エレガントなフォトフレーム。


「これにクラスのみんなの写真入れて渡すっていうのは?」

目をキラキラさせて言うありさ。

なんかそれって……。


「ナシだろ。離任するみたいじゃん」


私が思ったことを、まるで代弁するように告げたのは……篁くん。