「スランプなぁ……」 藤井さんは、複雑な顔をして腕を組んでいた。 「やっぱり人間である以上、そんなこともあるよな」 そんな藤井さんに、あたしは聞いていた。 「藤井さんも、どうにもならないスランプ、あったんですか?」 「そりゃあ、人間だからな」 藤井さんは相変わらず困った顔をしている。 そんな藤井さんを見て、あたしもつられて困った顔をしていた。 藤井さんはあたしに告げる。