その店は、平日なのに満席だった。 白い外壁に、ライトで照らされた水がきらきらと反射していた。 「ここでいいのか?」 遥希は少し不満そうに言う。 そんな遥希に頷いていた。 「こんなところ、いつでも来れるだろ」 そう言って扉を開ける遥希。 あたしも後に続いた。 店内もシンプルでお洒落で、センスがいいなと思ってしまう。 そんなあたしたちを、男性が迎えた。