有沢くんは湊くんと瑞樹くんにそう伝えると部屋の中へと私を引っ張り入れた。 「あ、の。ありがとうございました。」 返された眼鏡をかけながらそう言うと、 有沢くんは短く 「ん。」 と言ったっきり黙り込んでしまった。 「ど、どうしたの?」 心配して声をかけると、 有沢くんはさっき取り戻してくれたはずの眼鏡を私から奪い取った。