「でもっ、少しくらい手伝わせて! 今日は特別忙しいんでしょ?」
「平気だって言ってるだろ!」
セィシェルの絶対的な物言いにムッとなる。まだ今日の仕事を手伝い始めたばかりなのに少しでも、特に男性客と接触しそうになると毎回〝こう〟なってしまう。
それに、せっかく追加の注文をくれた目の前の男性に申し訳ない気持ちだ。
「お客さん、注文の追加は構わないけどうちの店員に個人的に声をかけるのは……んん? あんた! まさか……ライアとかいう変態ロリコン男か!?」
「は? 変態ロリコン?!」
またも失礼すぎる呼称を口にしたセィシェル。当然だが男は憤慨した様に顔を顰めた。
「セ、セィシェルの知り合いなの?」
「こんな奴、知り合いなもんか!!」
セィシェルはスズランを隠す様に男との間に立った。二人の醸し出す一触即発な雰囲気に周りの客らがざわつき出す。
「……っ」
「何だよ……あんた。またスズにちょっかい出す気か? 余計な事したら今度こそただじゃあおかないからな」
「また? 余計な事、だと?」
「セィシェル…。何のこと?」
まるで以前からの知り合いみたいな口ぶりのセィシェルに小さな疑問を持つ。
「平気だって言ってるだろ!」
セィシェルの絶対的な物言いにムッとなる。まだ今日の仕事を手伝い始めたばかりなのに少しでも、特に男性客と接触しそうになると毎回〝こう〟なってしまう。
それに、せっかく追加の注文をくれた目の前の男性に申し訳ない気持ちだ。
「お客さん、注文の追加は構わないけどうちの店員に個人的に声をかけるのは……んん? あんた! まさか……ライアとかいう変態ロリコン男か!?」
「は? 変態ロリコン?!」
またも失礼すぎる呼称を口にしたセィシェル。当然だが男は憤慨した様に顔を顰めた。
「セ、セィシェルの知り合いなの?」
「こんな奴、知り合いなもんか!!」
セィシェルはスズランを隠す様に男との間に立った。二人の醸し出す一触即発な雰囲気に周りの客らがざわつき出す。
「……っ」
「何だよ……あんた。またスズにちょっかい出す気か? 余計な事したら今度こそただじゃあおかないからな」
「また? 余計な事、だと?」
「セィシェル…。何のこと?」
まるで以前からの知り合いみたいな口ぶりのセィシェルに小さな疑問を持つ。



