「…っ!!」
何故かライアを引き合いに出すセィシェル。
「……スズはあいつの事…」
「ち、違うの!! あの人は、ライアはわたしのこと守ってくれて、それに色々助けてもらって。それで、お礼を……言わなくちゃって…」
秘めた想いを見透かされそうで必死に言葉を紡ぐ。
「守る…? あいつがスズを? だったら俺だってずっと…!」
「っ…ほ、本当はこの間、街で怖い目にあった時に守ってくれたのはライアなの!」
「なっ…!?」
スズランはあの日の街での出来事を正直に話した。セィシェルの腕から逃れる様に上半身をゆっくりと起こして話を続ける。
「それに…! 何度も助けてもらったのにわたし、お礼も何も言えてなくて。だからもし次にライアがお店にみえた時はちゃんとお礼を言わせて欲しいの!」
「それは、本当なのかよ」
事実を伝えると案の定セィシェルの顔色が変わった。
「うん。ライアには近づかないって約束したのに、破ってごめんなさい…! でも、ライアは変な人でも、危険でもないと思うの」
「…っでもあいつ、いつもお前の事を…!」
「昔、何があったの? どうしてセィシェルはライアの事を遠ざけるの?」
何故かライアを引き合いに出すセィシェル。
「……スズはあいつの事…」
「ち、違うの!! あの人は、ライアはわたしのこと守ってくれて、それに色々助けてもらって。それで、お礼を……言わなくちゃって…」
秘めた想いを見透かされそうで必死に言葉を紡ぐ。
「守る…? あいつがスズを? だったら俺だってずっと…!」
「っ…ほ、本当はこの間、街で怖い目にあった時に守ってくれたのはライアなの!」
「なっ…!?」
スズランはあの日の街での出来事を正直に話した。セィシェルの腕から逃れる様に上半身をゆっくりと起こして話を続ける。
「それに…! 何度も助けてもらったのにわたし、お礼も何も言えてなくて。だからもし次にライアがお店にみえた時はちゃんとお礼を言わせて欲しいの!」
「それは、本当なのかよ」
事実を伝えると案の定セィシェルの顔色が変わった。
「うん。ライアには近づかないって約束したのに、破ってごめんなさい…! でも、ライアは変な人でも、危険でもないと思うの」
「…っでもあいつ、いつもお前の事を…!」
「昔、何があったの? どうしてセィシェルはライアの事を遠ざけるの?」



