男は偉そうに鼻を鳴らすと、壁にスズランの両腕を押し付け拘束した。舌嘗めずりをし顔を近づけてくる男に背筋が泡立つ。
「や、やだっ…」
「見れば見るほど勿体ねえなぁ……奴らに引き渡さねえでこのままばっくれっかァ?」
「兄貴っ…流石にまずいッスよそれは! あいつらおっかねえし、契約守んないと報酬も貰えねえッス」
「チッ…んな事分かってんだよ!」
先程から引き渡す渡さないやら、訳の分からない事を言っているがスズランにはそんな事情知る由もなければ関係もない。
スズランは気丈にも男達を睨みつけた。
「それ以上近づかないで…!」
「はっ! 唆るねぇ。そんな顔で睨んでも逆効果だって。俺の加虐心が増すだけだぜ?」
「ち、近づいたら……ただじゃ置かないんだから!」
抵抗する術も何も無いが必死に言葉を紡ぐ。身体が熱く、今にも全身の血が沸騰しそうだ。
「へぇ。どう、ただじゃあ置かないって? お前自分の置かれている状況が分かってねえのか?」
「へへへ。こんなに震えちゃって、可愛いッスねぇ。兄貴の言う通り、奴らに引き渡すのが惜しいなぁ」
「だろォ? まあどっちにろ、その前に俺たちで存分に楽しませて貰おうぜ?」
「や、やだっ…」
「見れば見るほど勿体ねえなぁ……奴らに引き渡さねえでこのままばっくれっかァ?」
「兄貴っ…流石にまずいッスよそれは! あいつらおっかねえし、契約守んないと報酬も貰えねえッス」
「チッ…んな事分かってんだよ!」
先程から引き渡す渡さないやら、訳の分からない事を言っているがスズランにはそんな事情知る由もなければ関係もない。
スズランは気丈にも男達を睨みつけた。
「それ以上近づかないで…!」
「はっ! 唆るねぇ。そんな顔で睨んでも逆効果だって。俺の加虐心が増すだけだぜ?」
「ち、近づいたら……ただじゃ置かないんだから!」
抵抗する術も何も無いが必死に言葉を紡ぐ。身体が熱く、今にも全身の血が沸騰しそうだ。
「へぇ。どう、ただじゃあ置かないって? お前自分の置かれている状況が分かってねえのか?」
「へへへ。こんなに震えちゃって、可愛いッスねぇ。兄貴の言う通り、奴らに引き渡すのが惜しいなぁ」
「だろォ? まあどっちにろ、その前に俺たちで存分に楽しませて貰おうぜ?」



