空に咲く花とキミを

《あたしは洋楽はよく聴くよ!》

嬉しくて、あたしはまたタバコに火をつけた。

《そうなんだね。今度聴かせてよ。てか今度こそおやすみー(笑)。》

《うん!遅くにごめんね、おやすみ!》

「……。」

城間くんの好きな音楽、聴いてみたいな…。

でもそれは、直くんという鎖につながれているあたしでは、不可能なのだろう。


大崎さんがやろうと言ってくれている飲み会も、あたしはきっと参加できないんだろうな…ダメ元で直くんに話してみようかな。

そんなことを考えながら、直くんを起こしてしまわないようにそっと布団の中に入って、今日が終わったーーー。



次の日、直くんはちゃんと出勤してくれて、あたしは心からホッとした。

以前は毎日のようにパチンコ屋さんに行っていた直くんが、少しは変わってくれたのかもしれない…そう思うことが、あたしの励みになっていた。

それなのに、事件はまた起きたんだ。

あたしは直くんに、どれだけ振り回されればいいのだろう…。