空に咲く花とキミを

「ふーん…。」

あたしは、慌ててケータイをバッグの中にしまった。

直くんは、あたしがケータイを触ることを、すごく気にする。

それは同棲する前からで、電話やメールの相手を詮索してくることはしょっ中、ゲームをしているだけでも画面を見せるまで信じてくれない……だからあたしは、直くんの前では出来るだけケータイを触らないようにしていた。


でも…。

今日のあたしは、ケータイが気になって仕方なかった。

「華聞いてくれよ、今日の勝ち方はマジですごかったんだぞ!」

ジョッキを片手に、興奮ぎみに話す直くんの話はつまらなくて、あたしは早く終わることを祈った。

「…。」

窓から見える空には、星がちらほらと光っていたーーー。


城間くん……何、してるのかな?


もう、こんなにも…会いたくなってるよ。