空に咲く花とキミを

「そ、そっか。良かったね。」

声をあげて笑う直くんを見て、あたしも小さく笑顔を作った。

あたしの思い違いで良かった…ヤケ酒じゃなくて、祝杯ってことね。

「でも車だから、オマエに飲ませてやれなくて悪いな。」

「ううん、そんな事気にしないで!あたしは大丈夫、明日も仕事あるし…。」

直くんがあたしのことを気遣ってくれるだけでも驚いたのに、

「そうだな、オレも飲みすぎないようにしないとな。」

なんて言ったもんだから、あたしは自分の耳を疑うくらいビックリした。

そしてあたしは、居酒屋に着くまでの間にササっと城間くんに返信をした。

ご飯を食べに行ってくる、という何でもないその内容にさえ、城間くんからの返信を期待してしまうあたし。

「どうした?さっきからケータイばっかり見て。」

「ごめんね、何でもないよ。時間見てただけ。」