空に咲く花とキミを

「わ…。」

城間くんからだ…。

あたしの心臓が、とくんと小さく波打つ。

何て返信しよう……何て返信したらいいかな………ふわふわとした気持ちで考えていたら、直くんからの着信というジャマが入ってしまった。


「もしもし…?」

「オレだけど。駐車場にいるから早く降りてこいよ。」

「あ…うん、すぐ行く。」

話を終わらせて、あたしは玄関に向かった。

おかしいな…。


直くんの機嫌…悪くなかったよ?


「おー来たか。」

「…。」

助手席に乗り込み、シートベルトを締める。

「良さそうな居酒屋があったから、そこに行くぞ。」

「な、直くん。」

「なんだよ?」

「ま…負けたんじゃ、ないの……?」

あたしは、恐る恐る質問した。

「あはは、何だよそれ。オマエはオレに負けてほしいのかよ。今日は勝ちだよ、大勝ち!」