空に咲く花とキミを

「今日は気分がいいから、飲みに行くか。」

「でも直くん、明日も仕事だよ…?」

「そんなもん関係ないだろ。飲みに行くっつったら行くんだよ⁈せっかくの楽しい酒が、オマエのせいで台無しだわ!もういい、オレ1人で行くからオマエは寝てろ!」

「…。」

あたしはただ、仕事に悪影響にならないか心配して言っただけなのに、そんな言い方しなくても…。

「あー腹立つなぁ、ついでにその辺にいるヤツぶん殴ってくるかな〜。」

本当にそんなことをする訳ないと思うのだけど、

「わかったよ、あたしも行くよ。」

あたしにそう言わせたいだけ。

「…解ればいいんだよ。さっさと支度しろよ。」

そう言って、わざとらしくため息をつく直くん。

「…。」

ため息をつきたいのはこっちだよ……会計をするのは、どうせいつもあたしなんだから。

ーーーそんなこと言いたくても言えないあたしは、飲みに行く支度をするしかなかった…。