空に咲く花とキミを

「明日の今頃は、城間くんとっくに沖縄にいるんだよね。なんか…実感ないな。」

「うん、俺も。」

あたしたちは会話をしながらまったりしたり、一緒に歌を唄ったり、たまにウトウトしたり…気が付けば朝まで一緒にいた。

その間、別れを惜しむように、ずっと手をつないでいた。

それは、気持ちを言葉にしなくても伝わり合っているみたいで、ずっと…手をつないでいた。

ただ、あたしも城間くんも、想いを口にすることはなかった。

ーーー空が少しずつ明るくなってきて、別れの時が来たことを知る。

「そろそろ行かなきゃね。てか眠すぎるし(笑)。華さんは大丈夫?」

「あたしも眠すぎる(笑)。帰ったら爆睡確定だよ。」

あたしと城間くんは、最後まで笑い合っていた。

「俺は飛行機で寝るよ。」

「あ、飛行機!何時なの?間に合う?」

「うん、1時半だから。見送り、来てくれる?」

「ううん、行かないよ。」

あたしは、静かに首を横に振った。