空に咲く花とキミを

「ホントすごいよ!キラキラのお花畑みたい!」

城間くんはあたしの言葉を聞いて、良かったと言ってから満足そうに笑った。

すごいのはそれだけじゃないーーー今日は良く晴れているおかげで、空にも無数の星が広がっていて、夜景と一体化していた。

空にも、たくさんの花が咲いているようだった。

ラブホに連れて行かれたら…なんて事を少しでも思った自分を、恥ずかしく思った。

だって、息を呑むほど素敵なものを、見せてもらっているのだから。

「華さんごめん、トイレ行ってもいい?」

城間くんが、奥の小さな建物を指差して言った。

あそこはトイレなのか、さすが夜景スポット。

「華さんも来て、ひとりじゃ危ないから。」

「うん…。」

何で、こんなに優しくしてくれるんだろう。

何で、こんなところに連れてきてくれたんだろう。

城間くんの隣を歩きながら、残り僅かの時を大切に過ごそうと決めた。


それからしばらくキラキラの世界にいたけれど、さすがに寒くなって車に避難することになった。