空に咲く花とキミを

「どっか行く?っていってもお店とかは閉まってるけど…。」

「あ、それなら俺、行きたいところがあるんだよね。」

「……。」

またラブホとか…言わないよね。

言われても、反応に困るけど。

「少し距離があるから、眠かったら寝ててもいいよ。」

「うん…。」

城間くんはご機嫌で、鼻歌まじりでハンドルを握っていた。

その横顔を、そっと盗み見る。

城間くんは、やっぱり少年のような笑顔をしていたーーー。


「うわ、なにこの道⁈」

「すごいでしょ?俺も少し前に連れと来てビックリしたよ。ゆっくり走るね。」

寮を出てから田舎の方へと走っていた車は、とうとう山道に入り、その山道が、目が回りそうなくらいグネグネ道なのだ。


山の頂上に着くと、城間くんは駐車場のひとつに車を停めた。

「なに…ここ。」