空に咲く花とキミを

「そうなの?」

「そうだよ。いずれやらなきゃいけないのはわかってたけど、だからそれまでは自由にしたいって思って沖縄から出てきたんだ、俺。」

そうだったのか…。

そしてその後の会話で、城間くんは次の日曜日の飛行機で沖縄に帰る事を知った。

荷物を送る手配とかがあるそうだ。

話し終えて、城間くんがこの町にいるのもあと僅かなんだと、そう思わされた。

そして城間くんのいない会社で、それを更に実感するのだった。

大崎さんや田村くんとのいつもの会話は楽しいんだけど…そこに城間くんがいるかいないかが、あたしのモチベーションにこんなにも影響するなんて。

そんな相手に出会ってしまって、一度は繋がって……そして離れることになるだなんて…この運命を呪いたいよ。



「ん…もしもしぃ……だぁれ?」

土曜日の朝、あたしはケータイの着信音で目が覚めて、画面をよく見ないまま応答した。