空に咲く花とキミを

もちろん個人的に話したりすることはなく、みんなと同じ輪の中で笑い合ったりする程度。

それでも…それでもよかったんだ、城間くんと同じ空間にいられるなら。


《お疲れ様でした!沖縄に帰っても、色々と頑張ってね。ありがとう。》

城間くんの最終日が終わって寮に帰り着いたあたしは、城間くんにメールをした。

久しぶりだった。

返信を期待してとか、そんなんじゃない。

新たな環境に身を置く城間くんに、単純にエールを送りたかっただけ。

それなのに…、

「え…⁈」

あたしのケータイが、部屋中にうるさく鳴り響いた。

「城間…くん?」

「あ、うん、あの…ありがとう華さん。」

その声色から城間くんも、どこか緊張しているように感じた。

「土曜日も、送別会来てくれたし。嬉しかったんだ。」

「…!」

嬉しかったとか、そんな事言わないでよ。