空に咲く花とキミを

「え⁈え…⁈あたし?」

「さっきから話しかけてんねんけど。」

「あ、ごめんなさい…。」

何であたしが謝ってるんだろ。

「ええよ別に。それより城間にこんな可愛い連れがいてるなんてなぁ〜。名前なんて言うん?」

「木嶋、ですけど。」

「ちゃうて、下の名前!」

今頃気付いたけど、この人、関西弁だ。

派遣会社には、本当に色んな人が集まるんだな。

「華…だけど?」

「華ちゃんか〜ほんま可愛いなぁ。彼氏とかおれへんの?」

「…。」

何なんださっきから…早くどっか行ってくれないかな。

酔っ払いの面倒くさいノリだ、完全に。

「あっ、ごめん!オレ島本いうねん。」

「はいはい。」

あなたの名前なんかどうでもいいよ。

「なんやねんその返しは〜。ほな飲も、カンパイ!」

テキトーにあしらいたかったのに、そんなことおかまいナシの、えーと……島本くんは、あたしのグラスにカチンとカンパイをしていた。