空に咲く花とキミを

「そういえば華は明日来るの?」

「明日?」

「大介の送別会があるんだけど…聞いてない?」

送別会ーーーイヤな言葉が、あたしを鷲掴みにする。

それは、城間くんが確実にいなくなる事を意味していた。

「聞いてないですよ。あたし、派遣会社違うし…。」

少しの動揺を隠しながら、あたしは出来るだけ普通に答えた。

「でも大介と仲良いんだから来ればいいのに。なぁ大介?」

いや、ここ2、3日で、かなり気まずい関係になっちゃったんだよ。

だから、城間くんが頷くわけないーーー。


「うん。来てよ、華さん。」

城間くん…ホントに?

「決まりだな。幹事には僕から言っておくよ。明日の19時に駅前の…なんだっけ、黄色い看板の居酒屋ね。」

「あは……わかりました。」

あたしが何とか出来たのは、ただの愛想笑いだった。