空に咲く花とキミを

城間くんの前では、笑顔でいたいから。

城間くんの笑顔が見れるなら、友達でもいい。


直くんと別れて10日ほど過ぎた今日はもう11月で、風が冷たく吹いていた。

あれから城間くんとは、お互い何も言わないけれど友達の距離感を保っていて、電話をすることはなくなったけど、たまにメールをすることはあった。

あの日、気持ちが通じ合ったと思ったあの日の事が、夢だったんじゃないかと思える程だった。

「おはようございます、今日寒くないですか?」

始業前の、いつもの喫煙所での会話を楽しんでから仕事…の、ハズだった。

「おう華、沖縄はあったかくていいよなぁ〜。」

「そうですね大崎さん。」

「大介が羨ましいわ。いつまでだっけ?」

「あ〜……。」

沖縄はあったかい?大介が羨ましい…いつまで……どういう意味?

そしてバツが悪そうに下を向く城間くんに、イヤな予感がした。

「な…なんの話?」

「なんだよ華知らないの?大介、沖縄に帰るんだよ。」


沖縄に…帰る……?