空に咲く花とキミを

あの、少年のような笑顔を……また見せてほしいから。

それに、城間くんには感謝してる。

城間くんと出会えなかったら、あたしはここまでこれなかったから…。

城間くんの気持ちはわからないけど、あたしは、あのひと言を答えと受け止めることにした。


次の日、あたしは引っ越しの合間を縫って美容院へ行った。

直くんに、”日本人は黒髪なんだよ。”って言われてからずっと黒髪だったあたしは、直くんと付き合う前の栗色の髪に戻した。

昨日は色々あったけど、それでも今日は必ずやってくる。

「引っ越しが終わったら、祝杯だ。」

髪の毛の色を変えただけなのに、あたしはとても清々しい気持ちになった。

泣いてる場合じゃない。

引っ越しもまだ途中だし、落ち着いたら久しぶりに実家へも帰りたい、かけもちするバイトも探さなきゃいけないし、誰にも文句を言われずにケータイを触りたい……やりたいことがたくさんある。

この町での再スタート、頑張れあたし!