空に咲く花とキミを

メールが数件届いていて、そのうちの1件は城間くんからだった。

その当たり障りのない内容に少しだけガッカリしつつ、嬉しくてすぐに返信する単純なあたし。

《昨日彼氏が帰ってきたから、家ではケータイが使えないんだ。だから返信遅くなっちゃったよ。》

こうしてまた、今日が始まった。

職場では直くんの事を考えずに、楽しく過ごすことが出来る。

休憩中には、みんなでタバコを吸いながら冗談言って、お昼ごはんは、最近はトモカちゃんと食べることもある。

ただやっぱり、家に直くんが居ると思うと帰りたくなくて、仕事が終わったあたしは喫煙所で時間を潰していた。

「…。」

城間くんが、来ない。

残業はもう終わったはず…今日は帰っちゃったのかな。

別に城間くんを待っていた訳じゃないけど、仕事が終わったら来てくれると勝手に期待していた。

そろそろ…帰らなきゃ。