空に咲く花とキミを

「華も座れよ。」

「うん…。」

直くんに促され、あたしは直くんの向かいに座った。

「どこ…行ってたの?」

「まぁ、色々だ。それより華、オマエの気持ちは変わらないのか…?」

いきなり本題に触れてきた直くんを見て、あたしはゴクリと生唾を飲み込んだ。


言わなきゃ…負けるな……。

「うん、変わらないよ…。」

直くんの表情は怖くて見れなかったけど、勇気を振り絞って意思表示をすることは出来た。

「そうか…。」

つぶやいてから、ふぅっと息を吐いた直くんは、

「オレは、オマエと結婚も考えてたんだけどな。」

と言って、タバコに火をつけた。

結婚?あたしと直くんが…?

そんなことしたら、あたしが何人いても足りないよ。

「直くん…、今こんな状況で、あたしは結婚なんて考えられないよ。」

「……。」

直くんは、何も言わなかった。