空に咲く花とキミを

考えすぎかな。

まだ直くんと別れてもいないのに、あたしがひとりで浮かれすぎなのかな。

「それじゃあ、また明日ね。」

「うん、じゃあね。」

ケータイをテーブルに置いて、お茶を一口。

つまんないこと気にしてないで、少しでも部屋を片付けなくちゃ。

週が明けてからも片付け作業は続いて、あたしはそれがだんだん楽しくなっていた。

「木嶋さん、この部屋を使って?引っ越しが終わったら、今の部屋の鍵を返してくれればいいから。」

「わかりました。」

「助けが必要な時は言ってくれるかい?そうそう、寮の場所はーーー。」

「はい、ありがとうございます。」

松井さんが用意してくれた次の部屋は、歩いて行けるくらい近いところに位置していた。

良かった……少しずつ荷物を移動させようかな。

松井さんから新しい寮の鍵をもらって、あたしは直くんと別れた後の生活に思いを巡らせていた。