空に咲く花とキミを

寮に着くと駐車場へまわり、あたしの車があるかどうかを確認した。

幸い直くんはまだ帰ってきておらず、あたしの自由時間はもう少し続いてくれそうだった。

部屋でひとりテレビをつけてからタバコをくわえたあたしの全てに、まだ城間くんの感触が残っていて、あたしは自分で自分を抱きしめた。


本当に、城間くんと……しちゃったんだ。

「……。」

でもそれは、直くんを裏切ったことを意味していた。

だけどもうあたしは、直くんとやり直すつもりはなく、このまま別れる事しか考えていなかった。

《ちゃんと寮に着いたからね!今日はありがとう。》

一文字一文字想いを込めて、城間くんにメールをした。


直くんが帰ってくるまでの間に、あたしはあたしでやることがある…しっかりしなきゃ、今度は直くんに言いくるめられないように、しっかりしなきゃ。

強くなりたいと願っていた、弱いあたし。

今もまだ弱いままのあたしだけど、強くなれるように努力することはできる。


願った自分に近づけるように、前へーーー。