空に咲く花とキミを

「…。」

そりゃそうだよね、彼氏がいる子をラブホに誘って、ついてくるなんてフツー思わないよね。

直くんに別れ話はしていても、まだ別れた訳じゃない、バレたらトラブル確定だ。

それなのに…って思ったら、余計に嬉しかったんだ。

テキトーに部屋を選んで入ると、当たり前だけど大きなベッドが目に入ってきた。

「わぁ!城間くん、ベッドふわふわだよ!」

まだ酔ってます的な感じで、ベッドに転がっておどけて見せたあたしは、照れ隠し以外の何者でもなかった。

「ホントだ。」

そんなあたしに城間くんは最初、転がりながら一緒に跳ねてくれたんだけど、

「わ……。」

すぐに、身体の自由を奪われてしまった。

「華さん…。」

城間くんの腕があたしを後ろから包んで、その声が耳元で吹き抜けるーーー眩暈寸前だった。

そして体勢を変えて見つめ合うあたしと城間くんの唇が、吸い寄せらる様に自然と重なった。