空に咲く花とキミを

あたしのぎこちない言葉にも、城間くんはいつもと変わらない笑顔を返してくれた。

車に乗ると、城間くんがあたしの顔を見ていることに気がついて、目が合うだけでもやっぱりドキドキしてしまっていた。

「城間くんの行きたいところって、どこ?」

「あ〜…やっぱ、やめようかなって思ってる。」

ふいっとあたしから目をそらした城間くんは、何か考えているようだった。

「え〜何それ、気になるじゃん。」

「……う〜ん…。」

急に歯切れの悪くなった城間くんが、ぽりぽりと頭をかく。

「時間なら大丈夫だし、あたしは城間くんとならどこでも行くよ!」

やっぱりお酒のせいかな、普段言えないような言葉がポンポン出てくる。

でも全部本心だからまぁいいや、なんて思いながら城間くんの顔を見た。

「ゔーん…じゃあ言うけど……ラブホ、行きたいな。」


あたしの目が点になったのが、自分でもわかった。


ラブホ?城間くんラブホって言った?

あのラブホだよね?

ラブホって言ったら、ひとつしかないよね?