空に咲く花とキミを

「前に大崎さんとか、同じ派遣のヤツらと来たことがあって、結構好きなんだ、こういうお店。」

案内された席に座りながら、城間くんが嬉しそうに言った。

少し暗めの店内はオシャレな照明がついていて、店員さんをよく見ると、バンダナや前掛けがタイダイ柄で、これまたオシャレだった。

「でさ、大崎さんが飲む飲む(笑)。お酒飲むとただの酔っぱらいのオッサンでさ(笑)。」

「あははー。超ウケるね。」

「先にワンドリンクお願いします。」

話していると、店員さんが会話に割って入ってきた。

「華さんどうする?運転俺だから、飲んでもいいよ?」

「…。」

少し迷ったけど、城間くんの言葉に甘えてカクテルを注文した。

だって、久しぶりに楽しいお酒が飲めると思って…。

「じゃあ華さん、カンパイ!」

「カンパーイ!」

あたしと城間くんのグラスが、カチンと音を立てた。