空に咲く花とキミを

焼き肉屋さん以外と言ったのは、直くんと外食する時によく行っていたから。

そして行くお店を城間くんに任せたのは、あたしは決められないから。

どこへ行くにも何をするにも、全部直くんの言いなりだったあたし、イキナリ意見を求められても答えられなくなっていた。

直さなきゃ…印象良くないよね。

あたし自体に意思や意見がないわけじゃない、伝えても全て却下されてきたせいで、いつしか気持ちを押し殺すようになってしまった。

そして全部合わせることで、波風を立てないようにしてきた。

結果、意見を言えないあたしになってしまったのだと思う。

城間くんが選んでくれたお店は、アジアン系の多国籍料理のお店だった。

「華さん、こっちだって。」

「あ、うん!」

店内をきょろきょろ見渡していたあたしは、店員さんの誘導に気付かず、城間くんに呼ばれてしまった。

こっちこっちと手招きする城間くんに、胸が優しくドキドキする。