空に咲く花とキミを

「城間くん何か買うの?だったら…。」

待ち合わせたコンビニで買えば良かったのに。と言おうとして、気がついた。

わざわざ離れてからコンビニに寄ったのは、きっとあたしのためだ。

直くんと遭遇する可能性を考えてくれたんだ。

「ん?華さん何?」

「なんでもない。ありがとう。」

「ありがとう?何がありがとう?」

「いいの!」

あたしは、あたしのことを考えてくれたことが、嬉しかった。

こんなことは、久しぶり。

直くんは、常に自分が一番の人だから…。

何だか、大切にされているみたい。

そんな風に…今だけ錯覚してもいいかな。

「変なの。」

「ありがとうはありがとうだから、気にしないで!てか何か買うんでしょ?」

不思議そうに首をかしげる城間くんだったけど、あたしはそれをスルーして話題を変えた。

「うん、ご飯買おうと思って。もうすぐお昼でしょ。」

「…。」