空に咲く花とキミを

とりあえず、当たり障りのない服装をするしかなかったけど、少しでもかわいいと思われたい女心が働き、あたしが選んだのはスカートだった。

「よし…と。」

久しぶりに履くパンプスは、あたしの足先と気持ちを引き締めた。

待ち合わせまでまだ時間があったけど、早く部屋から出たかったあたしは出発することにした。

直くんと鉢合わせになってしまったら、城間くんとの約束をドタキャンしなければならなくなる。

それだけは避けたかったし、城間くんを待たせるのもイヤだったから。

《コンビニに着いたから、城間くんも着いたら連絡してね。》

城間くんにメールをしてから、雑誌でも立ち読みしようと1冊手に取ってパラパラとページをめくると、カバンの中でブルブルとケータイが震えた。

ドキドキしながらケータイを取り出すとそこには、城間大介という文字が並んでいた。

「も…もしもし…?」