空に咲く花とキミを

「あれっ⁈華さん何で電話…大丈夫なの?」

「うん!彼氏いないから大丈夫。」

城間くんの、声が聞きたかったから。

「そうなんだ。あ、ケータイ良かったね!またメールとかできるね。」

「うん、ありがとう!」

こんな風に言ってくれる人だから、あたしは電話をしたのかもしれない。

「てかイキナリ電話しちゃったけど…今、話してて大丈夫?」

「大丈夫だよ。もう風呂入ってメシも食ったから。」

「それなら良かったぁ。」

城間くんと話すのは楽しくて嬉しい時間なんだけど、ドキドキして少しだけ緊張する時間でもある。

電話という2人だけの空間が、側にいる訳じゃないのにたまらなく幸せに思えた。

あたしのためだけに、話してくれているその声を、いつまでも聞いていたくなる。

「城間くんごめんね、もうこんな時間。」

気がつけば長電話、1時間は話していることに気がついて、あたしは城間くんに謝った。