空に咲く花とキミを

2
「…痛っ。」

朝になり目を覚ましたあたしは、背中から首の辺りに痛みが走り、ゆっくりと身体を起こした。

視界にはテーブル……あたしは居間で、テーブルに突っ伏して眠ってしまったようだ。

「…。」

支度しなきゃ、仕事は休めない。

時計を見ると、いつも起きる時間よりも20分ほど早かった。

ゆっくりと立ち上がった身体は鉛のように重たくて、昨晩の寝方が悪かったことを物語る。

カーテンを開けると部屋がいくらか明るくなって、思わず目が潤んだ。

どんなに辛くても、こうして朝になれば1日が始まる。

日々が続いていくことが、悲しかった。

今日は何も起きませんようにーーー朝が来る度あたしは、そう祈るのだから…。


「あ!松井さん、おはようございます。」

「おはよう木嶋さん。調子はどう?」

今朝はめずらしく、送迎バス乗り場になっているコンビニの駐車場に、松井さんの姿があった。

「ぼちぼちです。ただ、ケータイの調子が良くなくて…。」