空に咲く花とキミを

これまでにも色んなことがありすぎた。

それに追い討ちをかけるように暴力を振るわれたかと思えば、次は自殺未遂。

もっとも、自殺未遂の本気度は低いと思うけど。

それでも、直くんに振り回されっぱなしのあたしの心は、ボロボロだった。

辛くて、苦しくて、城間くんの顔ばかりが浮かんでーーー。

会いたい…。

会って、抱きしめてほしい。

大丈夫だよ、っていつもの笑顔で言ってほしい。

「…ッ。」

あたしは直くんに気づかれないように、声を押し殺して泣き続けた。

ひとしきり泣いた後、お風呂に入ろうと立ち上がってから、そこに向かうことを躊躇うあたしの足を見つめた。

昨日の一件で、あたしはお風呂に入るのが恐かった。

このまま一生お風呂に入らないつもり?頑張れ、華。

あたしは、自分で自分を励ました。

それでもお風呂に入ることへの恐怖感は変わらないし、意を決して入ってみたものの、吐き気にも似た不快感に襲われたあたしは、汗だけ流して逃げるようにお風呂から出たのだった。