空に咲く花とキミを

首までしっかりと布団を被っている直くんの、その首の辺りにチラリと見えたのは、タオルのようなものだった。

何でタオルなんか……慎重に布団をめくると、タオルは直くんの首に巻きついていた。

「直くん…直くん?」

「…ぐ……ぅ…ゔ…。」

名前を呼んでも身体を揺すっても、直くんはうめき声をあげるだけだった。

一度は気のせいかもしれないなんて思ったけど、やっぱりいつもと様子が違っていた。

「直くん…!」

名前を呼びながらそっと首に触れると、何だろう固いものの感触があった。

どれくらい上がったのかわからない心拍数は、あたしの全身に汗を作っていった。

あたしは直くんの首に巻きついているタオルを、こわごわ取り除いた。

「ヒッ……!」

あたしが短い悲鳴をあげて尻餅をついたのは、タオルの下を想像していなかったから。

それでもあたしは、すぐに現実を受け止めるしかなかった。

「直くん…直くん‼︎何してるの⁈…直くんッ‼︎」