空に咲く花とキミを

「ありがとうございました〜!直くんまた来てね!」

「おう。連絡しろよ」

直くんが帰る頃にはすっかり打ち解けて、会話もタメ口になっていた。

直くんとケータイの番号を交換したあたしは、すぐにお礼のメールをした。

「ふふ…」

自分から連絡しろだなんて…変わった人。

てか直くんの会話は始終上から目線で、しかも自分の自慢話中心。

それでもあたしは、嫌いじゃなかった。

夜の街に飲みに来る人の中には、直くんみたいな人も少なくない。

もっとも理由はそれだけではなく、当時付き合っていたあたしの彼氏にもあった。

その元彼は2歳年下で、まだ大学生ということもあり遊んでばかりで、あたしは頼りなさを感じていた。

それに比べて直くんは7歳も歳上で色んなことを知っていて、オレ様で偉そうなんだけど、ぐいぐいくるところが男らしくて……すぐにアフターするくらい仲良くなった。


男らしいだなんて、完全に勘違いしていたあたし。