空に咲く花とキミを

「でも言えたんだから、一歩前進だね!」

そう言って笑顔で喜んでくれる城間くんに、あたしの胸はあたたかくなっていく。

「うん…ありがと!」

あたしは、城間くんとのメールを見られたことが原因でケータイを壊されたことや、暴力を振るわれたことは言えなかった。

深いところまで話してしまうと、もっと城間くんを頼ってしまいそうで…でもそれじゃ、迷惑をかけてしまうかもしれないから。

「ケータイ、また契約したら教えてね。」

「うん!」

こんなことを言ってくれる城間くんと、ずっと仲良くしていたいから。

「昨日の今日で真っすぐ帰りたくなくて…だから、引き止めちゃってごめんね。」

「そんなこと全然いいって。帰りたくない時は付き合うって俺から言ったんだから。」

「そうだけど…ごめんね。」

「華さん、悪くないのに謝らないで?」

「……。」

それは、あたしのクセだから…。

いつでも、あたしが謝ればその場が収まったから…。