空に咲く花とキミを

「お待たせ、華さん。」

だいたいいつも、あたしの仕事が終わって30分くらいすると、城間くんがやってくる。

「お疲れ様、城間くん。」

「うん。華さんもね。」

言いながら、あたしの隣に座る城間くん。

腕が……触れてしまいそうな距離に、急にドキドキが増す。

あたしはぐいっと一口、コーヒーを飲み込んだ。

「彼氏に、別れたいって言ったんだ…。」

「マジで⁈言えたんだね。どうだったの?」

「…。」

「何かあったの?」

複雑な表情を浮かべるあたしを、心配そうに覗き見る城間くん。

あたしはいざ話し始めてから、どこまで話そうか迷っていた。

「言えたけど…あんまり、取り合ってもらえなかったんだ。」

「そうなの?」

「真剣味が足りなかったのかな〜…はは。」

上手く話せなくて、笑ってごまかしてしまったあたし。