空に咲く花とキミを

「オマエはいいよな、相談できる友達がいて‼︎オレは毎日独りで悩んでたっていうのによ‼︎オラ、立てよ!」

直くんはあたしの髪の毛を掴んだまま、今度は真上に引っ張り上げた。

「……っ…!」

「だいたい本当に友達なのかよ⁈」

それから反対の手であたしの首を掴むと、鬼のような顔をした直くんは言った。




「オマエなぁ…っ、このまま殺したっていいんだぞ‼︎」


声も、出なかった。

恐くて、恐くて、恐くて、泣くこともできなかった。

そして直くんから目をそらすことも出来なかったあたしは、静かに目を閉じたーーー。


生まれて初めて、死を覚悟をした。




「…もういい。」

数時間にも思えた数秒が経った時、直くんが力のない声でそう言った。

直くんの手があたしから離れた瞬間、あたしの身体の力も抜け、その場にしゃがみ込んだ。

「血。」

「え…。」