空に咲く花とキミを

寮に着いたあたしは、とりあえず洗濯物を取り込んで、そのまま窓を網戸にした。

だいぶ涼しくなってはきたけど、1日締め切った部屋は空気が淀んでいた。

それはまるで、直くんのことを考えている時の、あたしの心の中みたいだった。

《うん!華さんならいつでもオッケーだよ!》

それでも、城間くんの笑顔を思い出すだけで、少しずつクリアになっていくんだ。

「……。」

城間くんがあたしの彼氏だったら、きっと毎日楽しく過ごせるんだろうな…。

城間くんは、あたしのこと…どう思っているんだろ…。

どうしようもない男と付き合っている、かわいそうな女の子?

城間くんの優しさは、ただの善意?

そうじゃなければ、それ以上だったら、嬉しいな…。

《ありがとう。楽しみにしてるね!》

あたしは、誰もいない部屋でひとり、満面の笑みでメールを返した。

それからお米を研いで炊飯器にセットしてから、服を脱いでお風呂へ。