空に咲く花とキミを

「あ、城間くんお疲れ様、今終わったの?」

「うん。華さんは今日も時間潰してから帰るの?」

いつもの喫煙所で、いつものように合流したあたしと城間くん。

「今日は、送迎バスに乗り遅れただけだよ。」

「それならいいけど、華さん帰りたくない時はちゃんと言ってよ?」

「うん。」

送迎バスに乗り遅れたなんて、本当は嘘。

帰りたくなくて時間を潰してただけだけど、城間くんにそれを言えば、付き合わせてしまうことになるから。

それに、ここにいれば…仕事を終えた城間くんが来ることをあたしは知っていて、その笑顔を見ることができる。

それだけで、じゅうぶん。

「今日もパチンコ?」

「そうじゃない?」

城間くんの問いかけに、苦笑いで答えるあたし。

日中の直くんの行動なんて…あたしの中ではどうでも良くなっていた。

自分で仕事を探すって言っていたのに、そんな素振りも見せてくれないのだから。