空に咲く花とキミを

あたしは、これらの気持ちを認めなきゃいけない。

直くんに対して気持ちがない以上、一緒にはいられないのだから。

もしかしたら、そんなものとっくになかったのかもしれないけど。

あたしの中の、直くんに対する情だけでここまでこれたような気もする。

いつから愛情がなくなったかなんて、そんなことはもうどうでも良かった。

あたしの中で、自分自身の気持ちと決着がついたのだから。

問題は、それを直くんに伝えられるかどうか…ということ。

直くんに逆らえずいつも言いなりのあたしに、別れを切り出す勇気があるのだろうか。

たまに自分の意見を言っただけで動悸が激しくなったり、直くんの反応が恐くて仕方ないというのに。

でもこのままじゃあたし自身がダメになっていく…それだけは、わかるから。

それでも、直くんに何も言えないまま数日が過ぎていった。


「華さん。」