空に咲く花とキミを

《ありがとう。ホント言うと色々あって、ちょっと参ってたんだ。》

送信して、城間くんの顔を見た。

《じゃあ仕事終わったらここで待ってて?多分俺の方が終わるの遅いから。》

「…。」

あたしは城間くんの顔を見て、こくりと頷いた。

言葉を出しては、いけないような気がして。

あたしと城間くんだけのアイコンタクトに、優しく胸があたたかくなる。

仕事が終わったらーーー城間くんとの、約束。

あたたかくなった胸が、とくん…と、小さく鳴った。



仕事が終わり、喫煙所で暇をつぶしながら、直くんに今日は残業があるとメールをした。

そういえば今日は、直くんからメールきてないな。

朝も、あたしが家を出る頃はまだ寝ているから、何時に起きてるかわからないし。

今日も多分、パチンコ屋さんなんだろうな…あたしの誕生日なんて祝う気ゼロだよ。

「華さん、お待たせ。」

そして直くんから返信がないまま30分が過ぎて、城間くんが喫煙所に顔を出した。