空に咲く花とキミを

「はい、また後で。コーヒー楽しみにしてます(笑)!」

あたしもタバコの火を消して、職場へ向かおうとしたその時、

「華さん。」

あたしの足を止めたのは、城間くんだった。

「体調、もう大丈夫なの?」

「あ…。」

週末に熱があるとメールしたことを、城間くんは気にしてくれていた。

「なんか、まだしんどそうに見えたから…無理しないでね!」

こうやって人を気づかうことのできる城間くんの爪の垢を、誰かさんに飲ませてやりたいと真剣に思う。

「ありがとう、体調はもう大丈夫。それに今は体調悪くても休んでいられないしね!じゃぁまた後でね。」

あたしは城間くんに手を振って、小走りで職場へ向かった。

あんな風に優しい言葉をかけられたら、泣きそうになってしまうよ。

どっちが彼氏かわかったもんじゃないーーーと思ったところで、城間くんがあたしの彼氏でないことは明確なんだけど。