空に咲く花とキミを

それなのに直くんは、お金が泉のごとく湧いて出てくるとでも思っているのだろうか。

「さっさと支度しろよな。」

「…洗濯物だけ、しまわせて?」

あぁ…飲みになんか行ってる場合じゃないのに。

気持ちを強く持たなきゃと思うけれど、あたしの中の、直くんに対する”恐い”という感情が、いつも邪魔をする。

だから、最終的には言うことを聞いてしまう、弱いあたし。

こうして今日も、日が変わるまで直くんに付き合わなければならなくなったあたし。

体調が少し良くなったことが、唯一の救い。

”無理しちゃだめだよ。”ーーー嬉しかった、城間くんからの言葉。


《元気ではないけど、だいぶ良くなったよー!ありがとう。》

あたしと直くんは近くの居酒屋へ行き、例によって店員さんや近くのお客さんに絡み始めた直くんと、ぽつんと1人にされたあたし。

いつものことだけど、あたしがいる意味ないじゃん……1人で行けばいいのに。

そう思いながら城間くんにメールをして、ため息をついた。